マカン・マランとマクロビオティックとそして魔女!?

読書記録

加護ちゃんが私より3cmも身長が高いことを知り、

(155cmなんだって、知ってました?)

地味にショックを受けているたごっとです。

おはようございます。

実は私、KIJの第1期の受講生なんです。

KIJというのはマクロビオティックの学校。

学ぶことは凄く楽しかったけれど、

元々人に心を開くのが苦手な私は友だちは出来なかったです。

毎週、体のことを学んだり、

料理をしたりすることは本当に楽しかったのを覚えています。

マクロビオティックの世界に興味がある人はもちろん、

お料理する人や食べることが好きな人、

そして癒やされたい人に

おすすめのシリーズです。

マカン・マランの感想や思ったこと、

あらすじなどを色々書きます。

マクロビオティックと魔女

シャールさんがお店で乾燥させたハーブや茶葉を選り分ける姿は妖しい魔女のよう。

っていう文があるんだけど。

そうなの、そうなの、そうなんです。

私、マクロビオティックのお料理をするのが好きなのはなんだか、

魔女っぽい感じがして好きなのです。

なので、今は魔女の本なんかも集めたりしています。

マクロビオティックというのはベジタリアン料理のイメージが強いと思うのですが、

もちろんそれも間違ってはいません。

でも、学んでいくうちに何を食べるとか何を食べないとかではなく、

バランスをとる事が大事だということがわかってくるのです。

体調不良の時に体のバランス崩した。なんて言いますよね。

そのバランスも材料だけではなく、性別や年令、切り方、調理法、味、調理時間、食べる時間など

全てでバランスを取るようにするのです。

そんな事を考えながら料理すると、

魔女が魔法のお料理を作っている姿と重なってしまうんです。

マカン・マランの大晦日のアドベントスープに

佛跳牆という料理が出てくるのですが、

これこそ本当に魔女の料理っぽい。

柳田先生は詩人!?

マカン・マランの一番の魅力は、

シャールの言葉だと思うんです。

何もかも捨てて、自分に正直に生きることを選んだシャール。

そんなシャールから出る言葉は、お料理以上に癒やされる。

マカン・マランの公式ツイッターでは、

毎日シャール名言がツイートされていて、

そのツイートに毎日励まされたり、癒やされたりしています。

が、

シャールの同級生の柳田先生が

心のなかで思うことも、

めちゃめちゃ良いんですよ。

親の心子知らず、この心親しらず。たとえ親と子であっても一人ひとりが別の人間だ。

その人生を誰かが負うことは出来ない。

寒空から次々と舞い降りてくる雪は儚い人の思いのようだ。

一瞬だけ降り積もりやがては音もなく大地に溶けていく。

こうした儚い思いを積み重ね中学生だった自分たちは年をとった。

恐怖と不幸と理不尽があふれる世の中で誰もが一筋縄では行かないこの道を歩いていかなくてはならない。

親であることも子であることもまごうことなき大いなる冒険だ。

柳田先生、素敵です。

感想

ジャダと柳田先生が出てくるとだいたい笑ってしまう。

シャールが出てくると

シャール降臨!!!!!!!みたいな感じで読んでしまっている私。

素敵な登場人物に、素敵な場所。

本当に魅力的な作品です。

マカン・マランのような場所があったら良いのに。

マカン・マラン

マカン・マランとはインドネシア語で夜食。という意味。

マカン・マランはドラッグクイーンのシャールが衣装のお針子さんに作っていたお料理(夜食)を

お客さんにも提供するようになったのが始まり。

なので、ここにはメニューはなく、

シャールさんがお客さんの希望やお客さんの体調を見てお料理してくれるのです。

もう、絶対に近所にあったら行きたい。

大体のあらすじ書きます。

マカン・マラン 23時の夜食カフェ

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 ・春のキャセロール

春のキャセロールは早期退職者候補になった

40代のキャリアウーマンの名前は城之崎塔子さんに出されたお料理。

駅でシャールさんに助けられてことをきっかけにマカン・マランに通うようになります。

シャールが塔子さんのことを考えて作った春のキャセロール。

始まりの季節にピッタリのメニュー。

私も食べたい。



・金のお米のパン

ある日突然、息子がお母さんお料理を食べなくなった。

不良なわけでもなく、むしろ素直な少年。

だからこそ、周りの大人達は分からないし、困ってしまう。

少年の通う中学校の柳田先生はシャールの同級生。

それが接点で、この少年はシャールと出会うのです。

少年の複雑な心を、これまたシャールの作った金のお米のパンが心を開きます。

シャールと柳田先生の関係もとても素敵です。

・世界で一番女王なサラダ

苦しかったり、辛かったりするのはあなたがちゃんと自分の頭と心で考えて前に進もうとしている証拠。

だから今は何も見えなくても、絶望する必要はない。

マカン・マラン

シャール良いこと言うよね!!

20代の頃の私に言ってあげたい言葉。

40代も半ばをすぎると、20代の頃よりかキャパも広くなってる。

若い頃を振り返るとなんであんなに悩んでいたのかな?と思うくらい。

でも、悩んで考えて悩んだから今の自分がある。

それはわかる。

でも、20代の頃にシャールの言葉があったら、少し楽だったように思います。

人間て目には見えないところで、確実に成長しているもんですね。

目に見えるところは、出来る部分は老いていっていますが。

・大晦日のアドベントスープ

佛跳牆(フォティアチャン)って知ってますか?

私初めて聞きました。

本の登場人物たちが皆待ち望んでいるスープ。

本当に美味しそうだったのでちょっと調べてみました。

佛跳牆とは福建省福州の伝統的料理で、

精進料理しか食べないお坊さんですらこのスープの匂いがすると塀を乗り越えてまで食べに来る。

と言われることから名付けられたようです。

使われる主な食材のほとんどが乾物。

油が出ないように、肉は赤身部分を用いる。
干しアワビ、干し貝柱フカヒレ、干し海老するめ金華火腿などの中華ハム、

干しナマコ、干しシイタケ、干しナツメ、豚の、豚ヒレ肉鶏胸肉朝鮮人参枸杞子

紹興酒オイスターソース、栗やカシューナッツなどだしの出る食材ならなんでも。

いろいろなものを少しずつ加えるのが美味しさのポイント。

これを数日間、煮たり蒸したり。

今年の大晦日に絶対作ってやると心に決めました。

もしも美味しく出来たら、毎年恒例にしてやる。

マカン・マラン ふたたび

女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび / 古内一絵 【本】

・蒸しケーキトライフル

トライフルとは、イギリスの家庭料理。

トライフルは失敗したり古くなったスポンジを食べるために考案されたデザート。

もともとはつまらないの意。

派遣社員になった西村真奈は、お局様とその取り巻きたちと一緒に毎日

楽しくもおいしくもない社食ランチを食べている。

そこへ、新しく派遣されてきた峰山晶子。

彼女が社食ランチに参加したのは1日目だけでそこで全て見切ってしまったように。

翌日からは「読みたい本があるんですよね」といって誘いを断った。

職場での人間関係。SNSでの人間関係。少しでも疑問を持つ方に読んでほしい作品です。



・梅雨と晴れ間の竜田揚げ

藤森裕紀は職場を辞め、漫画家を目指しながらアシスタントをしている。

実家の旅館を継いでいた兄が亡くなり、裕紀に旅館を継いでほしいと言われる。

アシスタントを辞め実家の旅館を継ぐしか無いのかと考える。

住んでいるアパートの向かいのマカン・マランでシャールと話すことで裕紀の心は決まります。

・秋の夜長のトルコライス

伊吹未央は小学1年生の息子圭くんを育てている。

圭くんの発達のことで悩んでいる。

子供のために、模範的な食事に生活。

けれど、なかなか自分の思うようにはいかず息子や夫に声を荒げてしまう。

もう、どうやって頑張って良いのかわからなくなるほど、頑張っている。

そこで、シャールが登場!!

・冬至の七種うどん

柳田先生が登場します。

柳田先生は1作目の金のお米のパンの話から出てくる、シャールの同級生のメタボおやじ。

高校生の娘の進学のことで意見がわかれて悩む。

子育てをしていると、口出ししてしまう。

子供にとってはうるさいもの、そんな事は親だってわかっている。

けれど子供の事を考えているからこそ、黙っていられないこともある。

マカン・マラン みたび

・妬みの苺シロップ

大手パソコンメーカーカスタマーサビスセンターでアルバイトをしている弓月彩。

匿名でクレームを書き、批判ブログで注目を浴びることに喜びを感じている。

彩は、マカン・マラン ふたたびに出てきた漫画家(みたびで人気漫画家になって登場した!!)

藤森裕紀の漫画に執拗な批評を色々なサイトに匿名で書き連ねる。

裕紀の運命を変えたと言われる料理があると知り、意地の悪い下心を持ちながらお店を探す。

・藪入りのジュンサイ冷や麦

子供の頃から料理が好きで、

なんの疑いもなく人を自分の料理で笑顔にしていくのだと信じていた香坂省吾。

親の紹介で老舗の料亭に就職した省吾は3年も洗い場や掃除ばかりさせられる。

料亭での扱いに不満があった省吾は、料理のコンテストに入賞したのを機に料亭を辞める。

新しく働き始めたところで、

自分の料理を否定され続けた省吾は料理人の命であると言っても過言ではない味がわからなくなってしまう。

過去に肩を並べた料理人は、世界一にこだわりメディアをうまく利用し時代の寵児となっている。

自分は落伍者なんだと思う省吾。

そんな時に省吾はシャールと出会う。

・風と火のスープカレー

皆が憧れる高層マンションに住む中園耀子。

耀子は女優も顔負けの美しい美貌とスタイルの持ち主。

年下の夫と結婚したものの仮面夫婦。

他人からは羨ましがられる耀子だけれど、耀子自身は自分が傷つくことを恐れ自分では何も選択してこなかった。

だから、結婚14年目に夫に離婚を切り出されても何も感じなかった。

自分は護りたいと思える何かをどこにも築けてなかったのだと知る。

・クリスマスのタルト・タタン

アパートの管理人瀬山比佐子。

比佐子は終活ノートを手にする。

そして自分史を綴りながら自分の過去と向き合う。

そして77歳の誕生日にシャールが作ったタルト・タタンを食べる比佐子。

大好きな祖父と初めて食べたタルト・タタン。

マカン・マランの本のファンにはたまらない話です。

マカン・マラン おしまい

・さくらんぼティラミスのエール

小さい頃に母親を亡くした秋元希実は亡きお母さんを常に意識している。

進路も母親を意識して選び、自分の家庭には不相応な学校に通っている。

母親に似て手先の器用な希実はビーズアクセサリーづくりが得意でそれを友達グループに作ってあげたり、

Instagramに載せたり。

ある日、グループLINEがいつもと違う気がする。

大丈夫、友だちなんだから。

人間関係の悩む希実はシャールの言葉で自分の身勝手な勘違いに気づく。

 ティラミス→イタリア語で”私を元気にして”



・幻惑のキャロットケーキ

料亭「ASHIZAWA」の若きシェフ芦澤庸介。

彼のお店は、非日常をコンセプトにしている。

かつてのライバル香坂省吾(マカン・マランみたび藪入りジュンサイ冷や麦に登場)とは対照的。

酔った勢いで書き込んだ SNSで炎上してしまい今まで順調だった仕事がどんどんなくなっていく。

そんな時香坂省吾を訪ねていきシャールと出会う。

自分の信条に疑いを持たない芦澤庸介だけれど、彼なりの答えで再び進み始める。

  

  シンガポールでは大根のことをホワイトキャロット。

  キャロットケーキ=大根餅。

  大根餅を卵でとじた料理はシンガポールでよくある惣菜の一つ。

・追憶の卵スープ

元グラビアアイドル平川更紗。

子供の頃母親に”あんたってつまらない子”と言われたときから、

更紗には「普通」は「特別」にはかなわないと思い続け、「特別」になることだけに努力し続け

そして「特別」な存在になったはずだった。

夫は20歳年上。いわゆるトロフィーワイフ。

前妻らとの間に3人の子供がいる夫。更紗が妊娠を告げると子供はいらないと言う。

「特別」なはずの私がなぜそんな目に合うのだろう?

シャールは更紗にも温かい言葉とスープを出します。

・旅立ちのガレット・デ・ロア

シャールの過去と柳田先生の過去がエリックという謎の美少年の出現で描かれる。

エリックの旅立ち。

旅立つ人と見送る人の気持ちが描かれています。

寂しくも希望を持てる最終話。

  ガレット・デ・ロワは1月6日の公現祭に食べるフランスの特別なお菓子。直訳すると王様のお菓子。

  公現祭→エピファニー。キリスト教の祝日。

銀色のマーメイド(快晴フライング)

以前は快晴フライング、今は改題されて銀色のマーメイド。

こちらの本は、マカン・マランより先に書かれたお話。

マカン・マランおしまいのエリックのお話です。

ということは〜

柳田先生!!

そして、

シャール、ジャダも少しだけけ出てきます。

勝手にキャスティング

シャール  →  オダギリジョー

城之崎塔子 →  深津絵里

柳田先生  →  山口智充

ジャダ   →  菅田将暉

がいいなー。

最後に

何もかも捨てて、自分に正直に生きることを選んだシャール。

そんなシャールから出る言葉は、お料理以上に癒やされます。

シャールに会いたくてシャールの言葉が聞きたくてどんどん読み進めていきました。

毎回毎回ジワーッと涙が浮かんできます。

シャールの言葉は暖かく登場人物だけでなく読み手の私にもぐっと来ます。

マカン・マランシリーズ4冊読んで、私は心のなかに強い味方をつけたような気持ち。

日々の生活を楽しもうと素直に思えます。

大切な人を大切に、イベントを楽しみにしながら日々の生活にメリハリをつける。

そんな日常を当たり前に過ごせる、私になりたい。

というか私、著者の古内さんとめちゃめちゃ気が合うと思う。(勝手に)

私の本棚に、マクロビオティックの本もオヤの本もアーユルヴェーダの本もビーズの本も結構あるもの。

それだけじゃだめか。

おまけ

比佐子さんの

好きなものがある私たちは強いはずよ

この言葉も素敵。



好きなものや大切なものや人があると、本当に人間は強くなれます。

だから、好きな物や人。大切な人や物。いつだって大切にしなくてはいけない。

そう思いました。

何かを得るたびに、何かを失いながら

明確な答えのない毎日を懸命に生きている私達は

それだけで勇敢だ。

マカン・マラン おしまい

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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