おはようございます。Kasumiです。
今回読んだ本は、
生きる環境、生と死、人と人との繋がり、
を通しての少女の成長記録のような本。
死に向かって、生きている自分の人生を
改めて考えました。
タイムオブデス、デートオブバース
母親に捨てられ,
団地で姉妹で貧しく暮らしている
妹を進学させようと,
デリヘルで働きながら生活を支えている。
この姉妹の生活はというか、
人生はかなりハードモード。
けれど、
主人公の周りにいる人たちの優しさや
人を好きになるという気持ちが
境遇も金銭的にもかなり
ハードモードな分、
心にしみる感じがしました。
この作品は、
姉妹二人で生活することになり、
かなりの貧困生活を送っているのですが、
この作品ほど極端ではなくても、
こういった生活が
とても珍しかった日本だけれど、
これから、どんどん増えてきたり
するのだろうと考えたりもしました。
感じることは難しい
この本は、タイトルにもあるように、
死というものが一つのテーマに
あるように思います。
人間は、生まれた瞬間に
死に向かって生きていく事。
それは、どんな人にも同じ条件なのに、
自分の死というものは、
分かっているようで、分からない。
そんな感じ。
私自身、今、死ぬ時に後悔したくない
という思いで、
日常を過ごしていますが、
それでも、その死がいつ訪れるのかが
わからないので、
あまりにも、頑張りすぎて疲れたり、
成果が見えないことに、
落ち込んでみたり。
けれど、そんな疲れた、落ち込むという
負の感情というのは、
やはり、リアルに死を感じていないような気がしていて。
自分の死を感じるのは本当に難しい。
感じることが出来たなら
まあ、人によって異なる事では
あるとは思いますが、
たとえば、余命宣告をされた人が、
その日までに、やり残したことを考えて、
出来る限りやる。
もしくは、周りの人が
その願いを叶えるというのは、
よく聞く話ですが、
自分の死をリアルに感じれば感じるほど、
人間は強く生きられたり、するのかも。
(投げやり、ヤケクソに近いのかな?)
そして、人の死を体験した時に、
人間は、一番たくさんのことを
考え、自分の中で何かが
変わっていくのかもしれない。
そんな事を考えました。
想定して生きる
ちょっと前のブログに、
人生100年時代なら、
老後事を考えてウジウジしたり,
不安になったりするよりも
これから先の長い人生をどう楽しむか
という事を考えることにした。
と書いたのですが、
この本を読んで、
改めてそう思いました。
人生を後悔せずに生きるには、
たとえ失敗しても、
自分の目標に向かって
日々を必死になって過ごすことで、
後悔みたいなものが無くなったり
たとえ失敗しても、満足する気持ちが
生まれるのではないかと思いました。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
kasumi.
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