おはようございます。かすみです。
今日から、新しい職場での仕事が始まります。
自分でも驚くほどに緊張は無く、むしろ楽しみしかない。
まあ、正直言えば、もう少し休みたかった。そんな感じです。
まあ、でも、新しい職場でどのような仕事をするのか。全くの新しい職種を学ぶということが楽しみです。
学生の頃は、テスト期間前になると何で勉強しなきゃいけないのか?
なんて考えたものですが、大人になると、学ぶことって楽しい事の一つに分類されるような気がしています。
よく、通信教育のCMなんかで「生涯学習」である言葉があったり、検定マニアがいたりするのは、
やっぱり新しく何かを学ぶということに楽しみを覚える大人が多かったりするんじゃなかな?
なんて、思ったりしました。
これから、どう生きるのだろう
昨日、凪良ゆう著「汝、星のごとく」を読みました。
こちらの本です。
あらすじはこんな感じ
正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。
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この本は、青埜櫂(あおのかい)と井上暁海(いのうえあきみ)の
17歳から32歳までの、二人の関係と二人の成長の物語。
17歳の頃の2人は出会うのですが、出会った頃の二人には、お互いの家庭環境に問題点のようなものがあって、
そんな環境の中二人は自然に仲良くなり、付き合い始めます。そして、高校卒業後にどうしたいのか?
一般的な高校生ならば、自分の人生だけを考えればいいだけ。けれど、この二人には無視できない親との関係があり、
これからどう生きるのか。
高校生には少し重いテーマ。自分の人生だけを考えていけば良いはずなのに、
家族のことも考えなくてはならない。
やっぱり、高校生には重いテーマのように感じるけれど、高校生くらいの狭い視野だと、そういう風にしか考えられない。
好きなことをする
この小説の中にこんなセリフが。
「いざっていう時は、誰になんて言われようと好きなことをしなさいね
怖いのは、えいって飛び越えるその一瞬だけよ。飛び越えたらあとはもう自由なの」
本当に、そうですよね。誰かになにか言われるのではないか。
誰にどう思われるかなんて、どうでもいいことなのに
何かをするときに、頭のどこかで考えてしまっています。
私自身の場合、人に好かれようとも思っていないし、嫌われるのも別に怖くはないけれど、
ただ、人を傷つけたくないという気持ちだけはあって、
その気持は、やはり自分自身の自由をどこか奪っているのではないか?
なんて考えたりしました。
まあ、セリフの中にいざっていうときとあるので日常の何でもない場面では、無難に過ごすのが良いのでしょうけど、
いざっていう時には、怖いなっていう感情を超えなくちゃいけない瞬間があるんだろうなと考えました。
自由でいるためには
一お金で買えないものはある、でもお金があるから自由でいられることもある。
一たとえば誰かに依存しなくても良い。いやいや誰かに従わなくていい
まさに、その通り。
この「汝、星のごとく」という本は、15年の愛の物語なのだけれど、
全体を通してみると、人生哲学のヒントになるような事が沢山書かれていて、
・
- 自分の人生を生きることを、誰かに許されたいの?
- いっつも正しい人間なんておらん、あかんってわかってても、そっちへ行ってしまうことがある。人間はそない単純やない。
- 誰かに幸せにしてもらおうと思うからダメになる。
- 何かを欲するなら、失う覚悟も必要だ。
- 正しさなど誰にもわからない。
私はいろんな事を考えながら読みました。
私自身には、家族というものがあり、夫がいて娘がいるのですが、
家族としては何の問題もないわけなんですけど、
夫婦としては問題があって。別に夫の浮気だったりとか、私の浮気だったりとか、
そういう事ではないのですが、
正直、夫婦という形に疑問があります。けれど、現時点で私には生活を支えるだけの収入はなく、
だから、自由になりたいと願うことも出来ず。その状況が、とても私を悩ませているんです。
だから、自分で稼げるようになりたいという気持ちが本当に強くて。
この小説の主人公の暁美ちゃんは、大変な生活の中、地道に頑張って自分の人生を選択出来たので、
私も新しい職場で忙しくなりますが、
これから先のことも考えて、色々なことを頑張りたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
いってきます。そして、いってらっしゃい。
kasumi.
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