おはようございます。kasumiです。
今日は読書記録。
古内一絵さんのこちらの本です。
古内一絵さんと言えば、
マカンマランがとても人気な作家さん。
私もマカンマランシリーズが好き。
というか、
マカンマランの主人公、
シャールが大好き。
古内一絵さんの本は、
すべての作品が映像化されてもおかしくない。
【A4サイズ】アピカ/フィグラーレ・5ポケットクリアホルダー(FGC5)5DAYS 5ポケット/APICA
それくらいに、
キャラクター設定がしっかりしていたり、
背景が見えるような気がします。
古内一絵さんの読書記録は
こちらのブログから。


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鐘を鳴らす子どもたち
この作品は2020年発売。
この作品は、
敗戦後の混乱期、
小学生の子供達がラジオドラマに出るお話。
子供の目線からの
戦中戦後が描かれています。
戦災孤児の事も詳しく書かれていて、
心が苦しくなる作品でもあります。
共通のエピソード
以前に古内一絵さんの
十六夜荘ノートの読書記録を書いたのですが、
その時に印象的な場面
戦後の闇市
判事が餓死するエピソード
があったのですが、
その2つとも
今回読んだ、
鐘を鳴らす子どもたちにも
出てきました。
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おそらく、著者の古内さんが
小説を書く際に見た資料で
衝撃を受けたんだろうな、
なんておもいました。
判事が餓死するエピソード
このエピソードは、
ヤミ米を買った老女に
禁固刑を言い渡した判事が、
自分の立場に絶望し
食糧管理法に抵抗して食べるのを
拒否し餓死したというもの。
このエピソードの判事さん、
もしかしたら、
抵抗の仕方は間違っていたのかもしれないけれど、
まっとうな人だと思うのです。
古内さんの言葉でいうと
自分に確かでいようとした人。
ブレずにいられるって、
なかなかできないことですよね。
私もぶれない人間でありたいな。
日々思っています。
なかなか難しいですけど。
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流されない、ブレない、押し付けない
2つの作品には戦争に対し
- 一体誰が本当の敵なのか?
- 権力とは?
- どうして戦争をしなければならなかったんだろうか?
- どうして突然戦争に負けたのだろうか?
こういった疑問が投げかけられます。
理不尽だと心のなかで思っていても、
時代に流されることしかできなかった
戦時中の人たち。
国に従うことしかできなかった
戦時中の人たち。
戦争という背景があるとそういった考えに、
疑問を持ったり、
違和感を感じることが出来るけど、
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戦時中ではない今も、
時代だけでなくて、
学校や職場、社会,SNSなどでもそうで、
沢山の人が言っているから、
それが正しいとは限らないし、
少数だからといって
間違いというわけではない。
だから、
自分の中で考えること、ブレないこと、押し付けないこと
それをちゃんとしなくてはいけないなと
改めて思いました。
青空
戦争関係の小説を読むと
ブルーハーツの”青空”が
脳内再生されます。
名曲ですよねー。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
kasumi.
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