鐘を鳴らす子供たち 古内一絵 読書記録

現代文学

おはようございます。kasumiです。

今日は読書記録。

古内一絵さんのこちらの本です。

古内一絵さんと言えば、

マカンマランがとても人気な作家さん。

私もマカンマランシリーズが好き。

というか、

マカンマランの主人公、

シャールが大好き。

古内一絵さんの本は、

すべての作品が映像化されてもおかしくない。

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それくらいに、

キャラクター設定がしっかりしていたり、

背景が見えるような気がします。

古内一絵さんの読書記録は

こちらのブログから。

 

マカン・マラン ふたたび  の感想
 マカンマランふたたびの読書感想、そしてシャールの言葉

 

十六夜荘ノート 古内一絵 読書記録。
十六夜荘ノート 古内一絵 読書記録

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鐘を鳴らす子どもたち

この作品は2020年発売。

この作品は、

敗戦後の混乱期、

小学生の子供達がラジオドラマに出るお話。

子供の目線からの

戦中戦後が描かれています。

戦災孤児の事も詳しく書かれていて、

心が苦しくなる作品でもあります。

共通のエピソード

以前に古内一絵さんの

十六夜荘ノートの読書記録を書いたのですが、

その時に印象的な場面

戦後の闇市

判事が餓死するエピソード

があったのですが、

その2つとも

今回読んだ、

鐘を鳴らす子どもたちにも

出てきました。

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おそらく、著者の古内さんが

小説を書く際に見た資料で

衝撃を受けたんだろうな、

なんておもいました。

判事が餓死するエピソード

このエピソードは、

ヤミ米を買った老女に

禁固刑を言い渡した判事が、

自分の立場に絶望し

食糧管理法に抵抗して食べるのを

拒否し餓死したというもの。

このエピソードの判事さん、

もしかしたら、

抵抗の仕方は間違っていたのかもしれないけれど、

まっとうな人だと思うのです。

古内さんの言葉でいうと

自分に確かでいようとした人

ブレずにいられるって、

なかなかできないことですよね。

私もぶれない人間でありたいな。

日々思っています。

なかなか難しいですけど。

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流されない、ブレない、押し付けない

2つの作品には戦争に対し

  • 一体誰が本当の敵なのか?
  • 権力とは?
  • どうして戦争をしなければならなかったんだろうか?
  • どうして突然戦争に負けたのだろうか?

こういった疑問が投げかけられます。

理不尽だと心のなかで思っていても、

時代に流されることしかできなかった

戦時中の人たち。

国に従うことしかできなかった

戦時中の人たち。

戦争という背景があるとそういった考えに、

疑問を持ったり、

違和感を感じることが出来るけど、

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戦時中ではない今も、

時代だけでなくて、

学校や職場、社会,SNSなどでもそうで、

沢山の人が言っているから、

それが正しいとは限らないし、

少数だからといって

間違いというわけではない。

だから、

自分の中で考えること、ブレないこと、押し付けないこと

それをちゃんとしなくてはいけないなと

改めて思いました。

青空 

戦争関係の小説を読むと

ブルーハーツの”青空”が

脳内再生されます。

名曲ですよねー。

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

kasumi.

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