伊与原新さんの単行本、全読了。感想やおすすめ。ネタバレなし。

読書記録

伊与原新さんの著書で、私が初めて読んだのは、

月まで3キロ。

この本は短編集、

それぞれの短編の話の中に

月のこと、化石のこと、天気のこと、宇宙のこと、火山のことが、

物語の中にきれいに練込まれていて、

小説として感動し、知識として面白く、

ぐんぐん引き込まれて読みました。

ウィキペディアによると

伊与原新さんは、神戸大学の理学部地球学科を卒業されているそうです。

なるほどー。



学生の頃に学ばれたことが、小説の世界に生きているんだなと思いました。

小説の中で化学知識を読むと、

本当に面白く感動したりするのですが、

自分の持っている知識をわかりやすくする時点で大変そうなのに

物語に練り込むのは、結構たいへんなんじゃないかな?と思ったりします。

伊与原新さんの単行本の最後には必ず、

あとがきが書かれているのですが、

それを読むと、

真面目で優しそうな人柄を勝手に想像しています。

伊与原新さんの単行本を全部読んだので、

今回は、シンプルにお薦めの順を感想と一緒に書いていこうと思います。

おすすめ順

おすすめ1位

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この本には、六編の物語が書かれています。

自殺願望のある男性と息子に自殺されてしまった男が出会ったり、

謎の女性ブレアさんのお話。

切ない恋の話。

中年女性が夢を追う話。

全てのお話が、切ないんですけど優しいんです。

もちろんすべての話に科学のお話が織り込まれているんですけど、

違和感なく読めます。

私は、エイリアンの食堂が一番好きです。

おすすめ2位

【中古】八月の銀の雪/伊与原 新

この本も短編集です。

この本では、

風船爆弾の事、伝書鳩のこと、珪藻のこと、海の哺乳類のこと、地球内部のことが

練込まれています。

風船爆弾や伝書鳩という言葉はなんとなく知ってはいるけれど、

そういうことなのかと、知識を掘り下げることが出来ます。

物語としてもとてもおもしろいです。

おすすめ3位

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この小説はキャラクター設定がとても良くて、

とても読みやすかったです。

私自身は、情報系のテレビ番組を見なくなって10年以上が経つのですが、

私のお気に入りの登場人物、

蝶子がお天気予報をしてたら、録画してても見ちゃいます。

すごく好きなキャラクターです。

連続短編集といった感じなので、

とても読みやすい作品です。

おすすめ4位

宮沢賢治の銀河鉄道の夜を読んだことのない私は、

ピンとくるものはなかったのですが、

銀河鉄道の夜を読んでみたいなと思った作品でした。

高校生の物語なので、ミステリー作品というよりは、

青春小説に近いです。



おすすめ5位

この本は、横溝正史ミステリー大賞をとった作品。

直下型地震震災後の東京が舞台

いかにもミステリーといった展開で、読み応えのある作品です。

6位

この本は連続短篇集です。

登場人物のキャラクターも良くて、読みやすい作品。

小説なのですが、雑学本としてもおすすめです。

7位

この作品も連続短篇集です。

大学院生の女性と小学生の女の子が主人公なので、

少し幼い印象を受ける本ではありますが、

物理の知識が殆どない私には、とてもわかり易く面白く読めました。

8位

優秀な科学者が、突然姿をくらます。見つけた時は、ニセ科学を研究していた。

この本には、許せるニセ科学から許せないニセ科学。

ニセ科学のいろいろな見方がわかります。

無理のない展開で読みやすい、サイエンスミステリー。

9位

東日本大震災後、新しい津波監視システムを作り上げるプロジェクトの話。

東日本大震災での被災の様子や、

地震予測の研究をしている人たちの苦悩も描かれています。

伊与原新さんだからわかる開発の厳しさ、難しさが描かれています。

10位

地磁気、磁極期、多極化など、

わかるようなわからない、科学の単語がたくさん出てくるのですが、

小説の中で、私たちの住んでいる環境が、日に日に変化していくため難しい単語も気にならないほど、

どんどん読み進んでしまう作品。

11位

隕石論文の偽装告発メールと遺体と方舟型の隕石。

その謎を解いていく科学ミステリー。

12位

大学の覇権争いの話

最後に

伊与原新さんの作品を読むと、科学や物理って面白いなと感じたり、すごいなと思ったり。

もっともっと色んなことを知りたくなります。

私自身は理系でもなんでもないので、

それだから面白いと思うのか。

理系の方が読むともっと面白いと思うのか?

よくわかりませんが、

理系は苦手という方が読んでも面白いと思います。

あと、伊与原新さんの作品には、

大学内での覇権争いの話や研究資金の話などが頻繁に出てくるのですが

それに対しては、色々大変なんだなくらいの感想は持ちますが、

私は全く興味がない分野なんですけど、

これまた、大学研究員の方が読んだりすると

あるある的な感じで面白かったりするのかもしれないなと思ったりします。

私の個人的な好みでは、

伊与原新さんの作品は短編のほうが面白いなと感じています。

科学などにいまいち興味のない方は短編をおすすめします。

科学が好きだったり、興味のある方、そして、理系の大学に希望されている方などは

長編を読んでみると色々参考になるかも知れません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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