おはようございます。kasumi.です。
もうすぐ七夕ですね〜
って嘘です。
先日、年に一度の、二人という本を
読みました。
コチラの本です。
あらすじ
女はどれだけ縛れるか。
男を。自分の心を。
同じ日に同じ場所で
一年後に会う約束をして別れる、
二組の男女。
七回目の秘密の逢瀬を重ねる主婦、
一年後の約束に思いを募らせるOLの姿を、
香港を舞台に描く。
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シャドウ
1編目がシャドウ
1年に一度。
10月の第3水曜日台湾競馬場で会う。
お互いに携帯の番号も知らず、
何処に住んでいるのかも知らない。
女性が既婚者。
で、夫はお医者さんの夫と一人息子。
女性側の視点で書かれているので、
kasumi.はごりごりに
感情移入しながら読んだんですけど、
もう、切ないの。
何が?
主人公の気持ちが。
お医者さんの夫に
かわいい一人息子。
幸せな家庭。
でも、1年に1度しか会えない
男性に恋しちゃっているの。
携帯とかの番号も知らないから、
1年に1度の約束の日まで、
恋しいなっていう気持ちを抑えながら、
そして、次の約束の日に
男性側が来てくれるのか?
その不安な気持ちも抱えながら
日常生活を送る。
「それまでの間に、
もし、あなたに好きな人ができたら
私のことは気にしなくていいのよ。」
それは、沙知子の本心であり、
本心でなかった。
いつでも離れていける自由を
門倉に渡しておきたいという思いと
彼との間にある細いけれど
しなやかに強い何かを
満身の力で握りしめたいという思いがある。
「年に一度の、二人」より
自分が既婚者である限り、
相手を束縛できないですよね。
結婚している相手でも
束縛はしないほうが良いとは思いますが、
なんていうんだろう、
こういう事を考えないし、
口にしないのが夫婦じゃないですか。
でも、既婚者女性が独身男性と
恋に落ちた時には
相手のこれからのことを考えて、
離れていける自由を渡しておかなくちゃいけない
気持ちっていうんですかね。
切なくね?
はあああ、
夫じゃ、無理。
特に我が家は、
友達夫婦なんで無理。
kasumi.恋がしたい。
胸をキュンキュンさせたいです。
コンスタレーション
2篇目がコンスタレーション
このお話も
台湾競馬場で出会った二人が
また来年ここで会おうと言って
別れて、
次に合う日までの女性側の1年。
で、この男女は二人共独身。
女性の方が年上の会社員。
男性の方が学生。
このお話も女性側の心情のみ。
1年の間に、
素敵な男性の出現もあったり。
まあ、ここからはネタバレになってしまうので
かけませんが。
1年に1度
小説のタイトルにもあるように、
1年に一度しか会わない。
そこがね、
何ともおセンチな気持ちに
するんだと思うんですよ。
織姫と彦星もなんだか
ロマンチックだと思うし。
で、1年に1度の恋は本当に
しんどいと思います。
想像ですけど。
1年に1度しかっていうことは、
もう本当に
好き
って気持ちしか無いわけじゃないですか。
喧嘩も多分なくって。
そして、その愛しい気持ちのまま
二人は時間を過ごして、
愛しい気持ちのまま
別れる。
ああああああ
切ない。
織姫と彦星もそうだけど、
この小説の二人も
連絡ツールがないんですよ。
そこがミソ。
多分携帯とかあって
連絡してたら
遠距離恋愛でしょ?
電話で喧嘩とかしちゃったりさ。
メールで自分の感情ぶつけ合ったりさ。
そういうことが起こる可能性があるわけで、
なので、本当に1年に1回だけって
いうのが気持ちを募らせるような
気がするんですよね。
こんな気持になるなんて
で、ロマンチックなんて書いていますが、
1篇目の話は
完全に不倫。
独身の頃とか結婚10年目位までの
kasumi.は、
不倫なんて!!
って感じだったんですよ。
今ももちろん良くないことだとは
思っています。
でもね、
昔よりは嫌悪感が
無くなっている。
確実に。
なんだろう?
夫は浮気とかしてないんですけど、
多分
浮気されても
何とも思わない気がする。
友達夫婦だからなのかな?
特に夫は、
仕事と家だけで
飲みにも行かないし、
お友達と出かけることもないし、
本当に家族だけなんですよ。
それが、
kasumi.にはちょっと
きつく、というか
重く感じているのかもしれない。
よく、定年して
夫がずっと家にいるのが苦痛。
みたいなこと言うじゃないですか?
そんな感じかも。
歳を重ねてしか分からない
本当に、
年を重ねてしかわからないことって
たくさんあります。
そして経験してからしかわからないことも。
いっぱいあります。
毎日、同じように過ごしているのに、
感情の変化や、
心の成長?
があるのは本当に不思議ですね。
まさか自分自身が、
不倫の話に切なくなったり、
夫に不倫の1つ2つしてきて欲しい。
みたいな気持ちになるなんて、
思っても見なかったです。
年を取ったと思わずには
いられません。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
kasumi.
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