マカン・マラン ふたたび  の感想

現代文学

おはようございます。kasumiです。

先日、読んだマカン・マランにドはまり。

続編が後3冊あることを知り

早速手にしました。

1冊目にも負けず劣らず

続編も本当によかった、

kasumiのどストライクゾーンです。

今日は、あらすじと感想を書きます。



蒸しケーキトライフル

トライフルとは、イギリスの家庭料理。

トライフルは失敗したり古くなったスポンジを

食べるために考案されたデザート。

もともとはつまらないの意。

西村真奈は、子供の頃縁側に座って

絵本を眺めているのが好きだった。

特別な何かを話すことがなくても

満ち足りていた。

小学生になった頃、真奈は母親の一言で

真奈に友達(仲間)がいないことは

駄目なのだという思い込みが。

おとなになり派遣社員になった真奈は、

お局様とその取り巻きたちと一緒に

毎日楽しくも美味しくもない社食ランチを食べている。

そんな自分に疑問を持ちながらも、

これでいいのだと思っている。

そこへ、新しく派遣されてきた峰山晶子。

彼女が社食ランチに参加したのは1日目だけ

でそこで全て見切ってしまったように。

翌日からは「読みたい本がある」といって誘いを断った。



真奈ほどではなくても、

友だちが少ないって何だか

マイナスイメージのような。

私自身は、子供の頃から集団が苦手だったので

友達少ないくても良い、

というか友だち多い人って信頼できない

くらいの感じなのですが、

主人公真奈の気持ちもわかる。

今でこそ友だち少ないですけどなにか?

という感じですし、

娘にも友だちは少なくてもいいんだよ

と教えていますが、

長い間、

なんで私は友だちが少ないんだろう?

なんで少なくても自分は平気なんだろう?

と思っていました。

真奈とは少し違うけれど、

友だちの数へのこだわりという点では共通します。

何でもそうだけど数で何かを決めるって

やっぱりおかしいんですよきっと。

職場での人間関係。

SNSでの人間関係。

少しでも疑問を持つ方の

心に響く作品のような気がします。



梅雨と晴れ間の竜田揚げ

藤森裕紀は職場を辞め、

漫画家を目指しながらアシスタントをしている。

実家の旅館を継いでいた兄が亡くなり、

旅館を継いでほしいと言われる。

アシスタントを辞め実家の旅館を継ぐしか

無いのかと考える。

秋の夜長のトルコライス

伊吹未央は小学1年生の息子圭くんを育てている。

圭くんの発達のことで悩んでいる。

子供のために、模範的な食事に生活。

けれど、なかなか自分の思うようにはいかず

息子や夫に声を荒げてしまう。

もう、どうやって頑張って良いのか

わからなくなるほど、頑張っている。

そこで、シャールが登場!!

シャールの言葉は本当にいい。

ベジタリアンとかマクロビアンとか

こだわりすぎている人に

聞いたり、考えて欲しい事を

言っているんだよなーー。

って思います。

冬至の七種うどん

柳田先生が登場します。

柳田先生は1作目の金のお米のパンから出てくる、

シャールの同級生のメタボおやじ。

高校生の娘の進学のことで意見がわかれて悩む。

子育てをしていると、口出ししてしまう。

子供にとってはうるさいもの、

そんな事は親だってわかっている。

けれど子供の事を考えているからこそ、

黙っていられないこともある。



感想

4つの作品すべてのどこかで、

グッときちゃう。

私の心の琴線に触れます。

ジャダと柳田先生が出てくるとだいたい笑ってしまう。

シャールが出てくると

シャール降臨!!!!!!!

みたいな感じで読んでしまっている私。

シャールというキャラクター

本当に大好きです。

人を好きになるのには、

理由とか理屈ではなく感情的(私の場合)で

なのですが、

この本には、素敵な登場人物に、素敵な場所、

素敵な言葉たちと

好きになる要素が盛り沢山。

なので、このマカンマランシリーズは

沢山の人に読まれているのだろうなと思います。

本当に魅力的な作品です。



マカン・マランのような場所があったら良いのに。

シャールの言葉も良くて、

そして、柳田先生の心の声もグッと来ます。

柳田先生の心の声

親の心子知らず、この心親しらず。

たとえ親と子であっても一人ひとりが別の人間だ。

その人生を誰かが負うことは出来ない。

寒空から次々と舞い降りてくる雪は儚い人の思いのようだ。

一瞬だけ降り積もりやがては音もなく大地に溶けていく。

こうした儚い思いを積み重ね中学生だった自分たちは年をとった。

恐怖と不幸と理不尽があふれる世の中で

誰もが一筋縄では行かない

この道を歩いていかなくてはならない。

親であることも子であることも

まごうことなき大いなる冒険だ。

柳田先生、素敵です。

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

kasumi.

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