おはようございます。kasumiです。
最初の方からギア全開でぶっちぎる小説。
じわじわ嵌っていくタイプの小説。
この本は前者のタイプの小説。
最近じわじわタイプの本ばかり読んでいたので久々に最初っからはまり込んでしまいました。
これぞミステリー、これぞエンターテイメントといった感じ。
2,500冊の本を10分で!本の要約flier(フライヤー)
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1と10は釣り合わなけてばならない。なせならそれでこそ世界の均衡が保たれるからだ。
その地域のヌーが川を渡る際には常にワニに食べられる危険を覚悟しなければなりません。
ワニは冷血動物なので一度餌を食べると数日何も食べすに過ごすことが出来ます。
しかしワニが満腹しているかどうかヌーにはわかりません。
そこでヌーは川を渡る際通行料として群れの中から一頭を出してその事を確かめるのです。
工業分野では全生産品の内不良品を除いた良品の割合を「歩留まり」と呼びます。
何かを生産するときには必ず一定の割合で不良品が出ます。
もちろん不良品は少なければ少ないほど良いのですが、
どれほど努力をしてもある割合より減らすのは困難でありそれほど努力をしてもある割合
より減らすのは困難であり、それ以上に歩留まりを良くしようとするとかえって労力とコストがかかるのです。
そこで、実際の工場ではある程度の不良品を見込んで生産計画を立て、不良品は検査の段階で排除します。
それが、最も効率的で経済的だからです。
世界の涙の量は常に不変である。
幻夏より
上の赤文字で書かれた文章が、この本のミステリーを解くヒントです。
こんな事を考えさせられてしまった人間はだれでしょう?
感想
この小説は読みやすく、THEエンターテイメント。で、読後感も全く悪く無いんですけど、
けど、よくよく考えると胸クソ。
言葉遣い悪くてごめんなさい。
でも、今胸糞っていうんですよね?言葉は汚いけど、胸くそってなんだか
使いやすくて確実に意味が伝わる言葉。
そしてこの本を一言でいうと、ワタシ的には胸くそ。
2,500冊の本を10分で!本の要約flier(フライヤー)
いや、誤解されると嫌なのでもう一度書いておきますが、
小説としてはとても面白いですし終わりも綺麗に終わっています。
それでも、胸くそと思わせる原因は冤罪が絡んでいるからでしょうね。
小説の最後の1行にはグッとくるものがあります。ぜひぜひ読んでみてくださいね!!
そろそろ大人の本に挑戦してみたい子どもたちでも、読めるくらいわかりやすい文章です。
オススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
kasumi.
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