燕は戻ってこない  桐野夏生

その他

おはようございます。

音声配信を始めてから、

結構な読書スランプに陥り、少し良くなっては、

読書スランプ。

で、かなり本を読むのも遅読になっていたのですが、

ここ数日、読書熱が復活。

集中して読めるし、本ってやっぱり良い。

なんて思いながら読んでいます。

で、昨日は、桐野夏生さんの445ページにも及ぶ

長編小説、「燕は戻ってこない」を読みました。

あらすじ

この身体こそ、文明の最後の利器。

29歳、女性、独身、地方出身、非正規労働者。
子宮・自由・尊厳を赤の他人に差し出し、東京で「代理母」となった彼女に、失うものなどあるはずがなかった――。

北海道での介護職を辞し、憧れの東京で病院事務の仕事に就くも、非正規雇用ゆえに困窮を極める29歳女性・リキ。「いい副収入になる」と同僚のテルに卵子提供を勧められ、ためらいながらもアメリカの生殖医療専門クリニック「プランテ」の日本支部に赴くと、国内では認められていない〈代理母出産〉を持ち掛けられ……。

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不妊治療に悩む夫婦の葛藤、そして貧困女性の代理母になるまでの葛藤、

夫婦と代理母の妊娠中の葛藤が中心として描かれています。

そして、不妊治療の最先端の技術や手続きのこと、

完全ではないけれど、産み分けの最先端の技術なども

書かれていました。

それもあってか、やはり技術の進歩というのも考えものだなと

思いながら読みました。

老子の言葉

老子の言葉に「学を絶てば憂い無からん」

という言葉があるのですが、

この言葉は、人は向上心があり学ぶ。

しかし学ぶということによって悩みが増える。

なので、学びをやめれば悩みもない

直接的な意味はそういった感じなのです。

そして、老子は「無為自然」に生きるのが良いとしていました。

「無為自然」というのは、

自然の大きな道に沿って流れる水のように生きること。

といったような意味だそうです。

なので、最初に書いた

「学びを絶てば憂い無からん」で言っていることは

学ぶことによって、競争が生まれたり、

科学技術が発達したり、そういう事は

自然の大きな道から人間を離し、

人間に悩みを与えるという解釈に。

私個人としては、

学ぶことが直接的に悩みを増やすとは思えないですし、

学ぶことによって、視界が広がり

悩みを解決することもあるような気がするので、

学を絶てば憂い無からんとは思いませんが、

学ぶことの目的を誤れば悩みも出てくるし、

あまりにも自然から離れるような技術などは

やはり人間を悩ませる原因にはなる気がします。

学びは絶たなくてもいいですが、

やはり自然の大きな道というものから外れては

いけないなあと思います。

人間のエゴ

子供が出来なくて悩んでいるご夫婦も多いとは思いますし、

子供が欲しい理由も様々だとは思うので、

人工的に妊娠できる技術というのは、

希望持てる部分ではあるとは思うので

本当に難しい問題です。

でも、この本を読むと

代理母まで行くとやはり人間のエゴしか

感じられないような気がしました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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